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 2013年11月19日
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ようこそ NPO法人 区画整理・再開発対策全国連絡会議                     です
  道路に接道しない区画整理の換地は是か否か―訴訟が始まる                                





               

 秋田県鹿角市花輪駅周辺区画整理で、道路に接道させないまま、区画整理の換地処分があったのは27年前のこと。

 いまその無効確認訴訟の裁判が秋田地裁で行われている。原告は87歳のご年配のA氏だ。
 写真は、A氏宅前に掲げられた看板。通行通路(市有地)だけはかろうじて確保されたというものの、灯油のタンク車も入れず、両隣のお宅からの雪が落ちてくる危険な通路。
 第一、A氏の場合は、15%の減歩(土地の無償提供)までさせられて、道路に接していない。減歩だけあって土地利用増進(土地の使い勝手がよくなること)と公共施設整備(道路の整備)が行われていないのは、はたして土地区画整理事業なのか、そういう行政処分は許されるのか、耐えに耐えた27年だったが、やはり「正すべきは正す」ということに踏み切った。この6月に提訴。近く公判が始まる。
 (月刊「区画・再開発通信」2009年6月号ルポ「区画整理で歩く道がなくなる! ― 秋田県鹿角市花輪駅前」(今西一男)に詳報) 



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